Bring back memories.

           
お盆休み中の1日に、古本屋に行ってきました。

何となく行った古本屋で、
ふと見つけた懐かしい本。
 
「失われた世界」
コナン・ドイルによって書かれた「The Lost World」の翻訳版です。
 
小学5年生の頃、担任の先生が
教室にたくさんの児童書を置いていて、
片っ端から読んでいた私に先生が
「少し難しいけど、読んでみる?」と貸してくれた本でした。
 
小学5年生の私には、
やはり難しく、なかなか読み進めず、
挫折しそうになりながらも、面白く、最後まで読みました。
 
あれから20年近くたち、ふと目にとまったので、
買って読んでみることにしました。
 
当たり前ですが、
その頃には理解できなかった事が今は理解できるようになり、
文字は私の頭の中で絵となり、話と共に動いていきます。
 
あの頃は、アマゾンのジャングルや恐竜の知識もイメージも私の中に少なくて
私のイメージと、本物のジャングルや恐竜とは、ほど遠かったけれど
頭の中の「失われた世界」はもっと自由で、カラフルでした。
 
こんな風にイメージしてたなぁと、
思い出しながら読み進めていくうちに、
私はいつしか小学5年生に戻ったかのように
想像を膨らませながら、本を読んでいました。
 
知識を得ることで、想像力を失うのではなく。
知識を得てこそ想像力を広げることができる人でありたい。
 
昨年の夏は、香港に行き
「たくさんのものを見ることが大切だ」と感じ、
 
今年の夏は、
「自分の中に目を向けることの大切さ」を感じました。
 
ひとつひとつ、年を重ねる毎に増える”気づき”。
 
些細なことにも”気づける”人でいたいと思いました。
 
Written by Ishiko.
EDITO DESIGN

2018-05-30

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