【Wix/Shopify/さくらから】Xサーバー移行時の注意点まとめ
コーポレートサイト | 2025.8.6
【Wix/Shopify/さくらから】Xサーバー移行時の注意点まとめ
目次
企業のWeb担当者にとって、サイト運営の基盤である「サーバー選び」は重要な業務のひとつです。特に、WixやShopify、さくらインターネットなどからXサーバーへ移行するケースは増えており、SEOや運用コスト、自由度を意識したリプレイスが進んでいます。
本記事では、移行時に押さえておきたい注意点を徹底解説します。
なぜXサーバーに移行するのか?
まずは「なぜ移行を検討するのか」を整理しましょう。
WixからXサーバーへ移行する理由
- デザイン自由度の制限:Wixは手軽ですが、独自機能やSEO最適化に制約が多い。
- ランニングコスト:プランによってはXサーバーより割高になることも。
- CMSとの相性:WordPressを使いたい場合、Xサーバーの方が圧倒的に有利。
ShopifyからXサーバーへ移行する理由
- コスト削減:Shopifyは決済手数料や月額費用がかさむ。
- 独自ECシステムを構築したい:WordPress+他社サービスなどで自由設計可能。
- 多言語・多機能対応:外部サービスとの連携も柔軟。
さくらインターネットからの移行
- 表示速度の差:Xサーバーは高速化技術(Xアクセラレータ・高速SSD)が強み。
- バックアップ体制:自動バックアップが標準装備。
- WordPress運用の安定性:特にアクセス集中時の安定性で差が出る。
移行前に確認すべき項目
移行の失敗を防ぐために、事前チェックは必須です。
- ドメインの契約状況
- どこで取得しているか(WixやShopify経由か、独自ドメイン会社か)。
- ネームサーバーの変更権限があるか。
- どこで取得しているか(WixやShopify経由か、独自ドメイン会社か)。
- コンテンツの管理方法
- CMSで作られているのか、静的HTMLなのか。
- データ移行の可否(Wixはエクスポートに制限あり)。
- CMSで作られているのか、静的HTMLなのか。
- メールアドレスの運用
- 既存メールをどう引き継ぐか。
- Xサーバーに移す場合はアカウント作成が必要。
- 既存メールをどう引き継ぐか。
- SEO評価の引き継ぎ
- URL構造を変える場合は301リダイレクト必須。
- サーチコンソールの移行手続きも忘れずに。
- URL構造を変える場合は301リダイレクト必須。
実際の移行ステップ
WixからXサーバーへ
- Wixはデータのエクスポートが限定的。基本的には「手動移行」になります。
- 手順例:
- Wixで使用している画像やテキストを保存。
- XサーバーでWordPressをインストール。
- WordPressにコンテンツを再構築。
- ドメインのネームサーバーをXサーバーに切り替え。
- Wixで使用している画像やテキストを保存。
- 注意点:URLが大きく変わる場合は、リダイレクト設定を必ず実施。
ShopifyからXサーバーへ
- ShopifyはCSVで商品データをエクスポート可能。
- WooCommerceなど他社サービスにインポートすれば、商品情報を再現できる。
- 手順例:
- Shopifyで商品・顧客データをエクスポート。
- XサーバーにWordPress+WooCommerceなど他社サービスを導入。
- データをインポートし、デザイン調整。
- ドメイン切替。
- Shopifyで商品・顧客データをエクスポート。
- 注意点:決済方法をどうするか事前に検討(Stripe/PayPalなど)。
さくらからXサーバーへ
- 同じレンタルサーバー系なので比較的スムーズ。
- 手順例:
- FTPでファイルをダウンロード。
- MySQLデータベースをエクスポート。
- Xサーバーにアップロード&インポート。
- wp-config.phpの修正。
- FTPでファイルをダウンロード。
- 注意点:PHPのバージョン差異に注意。
SEOを守るための移行対策
- 301リダイレクト設定
- 古いURL → 新しいURLへのマッピングを.htaccessで設定。
- 特に商品ページや記事ページは必須。
- 古いURL → 新しいURLへのマッピングを.htaccessで設定。
- サイトマップ送信
- 新環境でXMLサイトマップを作成し、サーチコンソールへ送信。
- 新環境でXMLサイトマップを作成し、サーチコンソールへ送信。
- アクセス解析の継続
- GA4やタグマネージャーを新サイトに実装。
- 移行直後の流入変化を追う。
- GA4やタグマネージャーを新サイトに実装。
- インデックス状況の確認
- 移行後は「インデックスされているか」を数日単位で確認。
- 移行後は「インデックスされているか」を数日単位で確認。
よくある失敗パターン
- DNS切り替え前に確認不足 → メールが止まる。
- リダイレクト未設定 → SEO評価がゼロからになる。
- Wixでのコンテンツ未保存 → テキストや画像を再利用できない。
- SSL証明書の再設定忘れ → 「保護されていない通信」と表示され離脱増加。
まとめ
- WixからXサーバー:手動移行が中心。URL設計とSEO対策が重要。
- ShopifyからXサーバー:商品データ移行WooCommerceなど他社サービス活用で柔軟ECを構築可能。(場合によっては手動もあり)
- さくらからXサーバー:比較的簡単だが、PHPやDB設定に注意。
Xサーバーは表示速度・安定性・WordPress対応の強さから、企業サイトやEC運営に適した選択肢です。
ただし、移行時にはSEO評価の継承と運用の継続性を意識することが、成功のカギとなります。
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記事監修
桐石 真澄(テクニカルマネージャー)
管理栄養士の大学を卒業後、エディトデザインでWebデザイン・開発のスキルを積む。15年以上にわたりWebサイト構築・運用に携わり、不動産・建築関連の案件に多く関わる中で専門知識を深め、2020年には宅地建物取引士資格を取得。法律・IT・デザインの知見を活かし、信頼性と実用性の高いコンテンツ制作を行う。
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