旧Xサーバーから新プランへ移行する方法
コーポレートサイト | 2025.8.8
旧Xサーバーから新プランへ移行する方法
目次
企業サイトやECサイトを運営していると、「サイトの表示速度を上げたい」「より安定したサーバー環境にしたい」といった理由で、サーバープランの見直しを検討するケースがあります。
特にXサーバー(エックスサーバー)を利用している企業担当者の方からは、
「旧プランから新プランへ移行したいが、具体的にどう進めればいいのか」
「SEOやメール運用に影響が出ないか心配」
といったご相談を多くいただきます。
本記事では、旧Xサーバーから新プランへ移行する方法を徹底解説。実際の流れや注意点を、わかりやすくまとめました。
なぜ旧プランから新プランへ移行すべきなのか
新プランのメリット
- 表示速度が大幅向上
最新CPU・オールSSD環境により、アクセス集中時も高速レスポンス。 - 安定性・セキュリティ強化
HTTP/3や最新のPHPに対応し、セキュリティリスクを軽減。 - 自動バックアップ機能
データベース・ファイルともに自動保存され、万一のトラブルに備えられる。 - 料金据え置きまたは割安
旧プランと同等料金でより高スペックな環境を利用可能。
旧プランを使い続けるリスク
- PHPやMySQLのバージョンが古くなる
- 将来的にサポート終了の可能性
- 高負荷時にサイトが遅くなるリスク
→ 長期的にサイトを安定運営するなら、新プラン移行は避けられません。
移行前に確認しておくべきポイント
移行作業の前に、以下を必ず確認しましょう。
- 契約プラン
- 現在のプランが「旧サーバー環境」に該当するかを確認。
- 現在のプランが「旧サーバー環境」に該当するかを確認。
- ドメイン管理状況
- エックスサーバーで管理しているのか、他社レジストラなのかを把握。
- エックスサーバーで管理しているのか、他社レジストラなのかを把握。
- メールアカウント
- 社内メールを利用している場合、アカウント設定の再構築が必要になるケースがある。
- 社内メールを利用している場合、アカウント設定の再構築が必要になるケースがある。
- WordPressなどCMSの有無
- バージョンやプラグインの互換性を確認。
- バージョンやプラグインの互換性を確認。
- アクセス集中やキャンペーン時期の回避
- サイト停止が許されない時期(大型キャンペーンなど)は避けて移行スケジュールを立てる。
- サイト停止が許されない時期(大型キャンペーンなど)は避けて移行スケジュールを立てる。
旧Xサーバーから新プランへの移行手順
ステップ1:管理画面で「移行可能」かを確認
- Xserverアカウントへログイン。
- 契約情報画面に「新サーバー簡単移行」の案内が表示されていれば対象。
ステップ2:新サーバー環境を準備
- 「新プランへの移行」ボタンをクリック。
- 新サーバーが自動で割り当てられ、環境が構築される。
- この時点でまだ本番切替は行われない。
ステップ3:データ移行(自動or手動)
- WordPressなどのサイトは「簡単移行ツール」でデータコピー可能。
- 静的HTMLサイトや特殊CMSの場合はFTPで手動アップロードが必要。
ステップ4:動作確認
- エックスサーバー側が発行するテスト用URLで動作確認。
- 表示崩れやプラグインエラーがないかをチェック。
ステップ5:切り替え(DNS反映)
- 問題なければ「新サーバーに切り替え」を実行。
- ドメインのネームサーバー情報が新環境に自動的に適用される。
- 数時間〜72時間で完全に反映。
ステップ6:移行完了後の確認
- メール送受信テスト
- サーチコンソールでインデックス確認
- アナリティクスやタグマネージャーの計測確認
移行時の注意点
- ダウンタイムの最小化
切り替えタイミングによっては数分〜数時間アクセス不可となる場合があるため、深夜帯や休日に実施。 - リダイレクト設定
URL構造を変更した場合は必ず301リダイレクトを設定。 - SSL証明書
新環境で再設定が必要。エックスサーバーは無料SSLに対応しているため必ず有効化。 - メール設定
OutlookやThunderbirdなどのクライアントに再設定が必要な場合がある。
よくある質問(FAQ)
Q1. 移行作業中も旧サーバーは使えますか?
→ はい。新サーバー切り替えまでは旧環境が稼働しています。テスト確認も並行可能です。
Q2. SEOに悪影響はありますか?
→ 基本的に影響はありません。ただしURL変更やSSL設定漏れがあると評価低下につながるので注意。
Q3. メールデータは引き継げますか?
→ 新環境で同じアカウントを作成すれば引き継げますが、過去メールは必要に応じてバックアップを推奨。
まとめ
- Xサーバーの新プランは表示速度・安定性・セキュリティで優位
- 移行は「管理画面からの申請 → データコピー → 動作確認 → 切り替え」の流れ
- SEO・メール・SSLなど、移行後の確認を徹底すればトラブルは最小化できる
エックスサーバーの新旧プラン移行は一見難しそうですが、公式の「簡単移行ツール」を活用すれば比較的スムーズに行えます。
ただし、企業サイトやECのようにビジネス影響が大きい場合は、移行計画の策定と事前テストが成功のカギです。
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記事監修
桐石 真澄(テクニカルマネージャー)
管理栄養士の大学を卒業後、エディトデザインでWebデザイン・開発のスキルを積む。15年以上にわたりWebサイト構築・運用に携わり、不動産・建築関連の案件に多く関わる中で専門知識を深め、2020年には宅地建物取引士資格を取得。法律・IT・デザインの知見を活かし、信頼性と実用性の高いコンテンツ制作を行う。
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