【2025年版】Xサーバーで使える無料SSLの設定方法
コーポレートサイト | 2025.8.15
【2025年版】Xサーバーで使える無料SSLの設定方法
目次
なぜSSL設定が必須なのか
ウェブサイトを運営するうえで「SSL化(HTTPS化)」はもはや必須です。SSLは通信を暗号化することで、利用者の個人情報やパスワード、クレジットカード情報などを安全にやりとりできるようにします。特にGoogleは検索順位の評価基準にSSL対応を含めているため、SEO対策の面でも欠かせません。
Xサーバーでは「無料独自SSL」を誰でも簡単に利用できるため、追加費用をかけずにセキュリティと信頼性を高められるのが大きなメリットです。
Xサーバーの無料独自SSLとは
Xサーバーが提供する無料独自SSLは、認証局「Let’s Encrypt」を利用した証明書です。
主な特徴は以下のとおりです。
- 追加料金は一切不要
- 独自ドメインごとに設定可能
- 数分〜1時間程度で反映される
- 自動更新に対応(有効期限切れの心配がない)
- SEO対策に有効
これにより、コーポレートサイトからECサイト、採用サイトまで幅広くSSL対応できます。
無料SSLの設定前に準備すべきこと
SSL設定をスムーズに行うためには、以下の準備を済ませておく必要があります。
- ドメインがXサーバーに正しく設定されていること
(ネームサーバーをXサーバーに向けている状態) - サイトがXサーバーのサーバー上で稼働していること
- 移行直後の場合は、ネームサーバー設定から24時間ほど時間をおくと安定する
特にDNS設定が未反映だとSSL設定に失敗するケースがあるため、事前に確認しておきましょう。
無料SSLの設定手順(サーバーパネル)
Xサーバーのサーバーパネルを利用した設定方法は次の通りです。
- サーバーパネルにログイン
契約時に発行されたIDとパスワードを入力してログインします。 - 「ドメイン」メニューから「SSL設定」を選択
管理しているドメインの一覧が表示されます。 - SSLを有効化したいドメインを選択
対象ドメインの「選択する」ボタンをクリックします。 - 「独自SSL設定追加」タブをクリック
「無料独自SSLを利用する(推奨)」にチェックを入れます。 - 「確認画面へ進む」→「追加する」をクリック
数分〜1時間程度でSSL証明書が自動的に発行・反映されます。
反映完了後は「https://ドメイン名」でアクセスできるかを確認してください。
SSL化後にやるべき追加設定
SSLを有効にしただけでは、完全に安全な運用はできません。以下の追加設定も重要です。
- WordPressの一般設定を変更
管理画面「設定」→「一般」から、サイトアドレスを「http」から「https」に変更します。 - リダイレクト設定
.htaccessにリダイレクトを追加し、httpアクセスをhttpsへ自動的に切り替えるように設定します。 - 内部リンクや画像URLの修正
サイト内のリンクや画像パスが「http」のままだと警告が出る場合があるため、置換ツールを使って一括変更しましょう。 - Google Search Console / Analytics の再設定
新しい「https://」のプロパティを登録しておくことで、SEO効果を正しく計測できます。
よくあるトラブルと対処法
SSL設定時や反映後には、以下のようなトラブルが起こることがあります。
- SSL設定に失敗する
→ DNSが未反映の可能性。24時間ほど待ってから再試行。 - 「保護されていない通信」と表示される
→ サイト内に「http://」のリンクが残っている。内部リンクをすべて「https://」に変更。 - リダイレクトループが発生する
→ .htaccessの記述が重複していないかを確認。プラグインのリダイレクト設定と競合していないかも要チェック。
有料SSLとの違い
Xサーバーの無料独自SSLは手軽に導入できますが、企業認証やEV証明書といった有料SSLとは異なります。
ECサイトでクレジットカード決済を扱う場合や、企業の信頼性を強く打ち出したい場合は有料SSLを検討するのも選択肢です。
一方で、会社サイトやオウンドメディア、ブログなどでは無料SSLで十分なケースが大半です。
まとめ
2025年現在、ウェブサイトにSSLは必須の要素であり、Xサーバーの「無料独自SSL」はもっともコストパフォーマンスの高い選択肢です。
設定自体は数分で完了し、自動更新もされるため、サーバー管理に不慣れな担当者でも安心して利用できます。
SSL化によってセキュリティが強化されるだけでなく、SEO評価も向上するため、まだ設定していない場合はすぐに取り入れることをおすすめします。
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記事監修
桐石 真澄(テクニカルマネージャー)
管理栄養士の大学を卒業後、EDITODESIGNでWebデザイン・開発のスキルを積む。10年以上にわたりWebサイト構築・運用に携わり、2020年には宅地建物取引士資格を取得。法律・IT・デザインの知見を活かし、信頼性と実用性の高いコンテンツ制作を行う。
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