単一ページフォームとステップフォーム
コーポレートサイト | 2023.12.13
単一ページフォームとステップフォーム
目次
単一ページフォームとステップフォーム
単一ページフォームとステップフォームは、共にウェブフォームの一種で情報入力アプローチが異なります。
単一ページフォーム
単一ページフォームは、1つの画面にすべての入力項目を表示するフォームです。
ステップフォーム
ステップフォームは、複数のステップ(段階)に情報を分割して表示するフォームです。
単一ページフォームの特徴と利点
1. 一つの画面にまとまっている
単一ページフォームは、すべての入力項目が1つの画面上に表示されます。
ユーザーはページの切り替えをすることなく、すべての項目にアクセスできます。
2. 全体像が一目で把握できる
ユーザーは一度の視野でフォーム全体を見ることができます。
これにより、必要な情報の量や種類、入力の進捗状況を簡単に把握できます。
3. スムーズなユーザーエクスペリエンス
単一ページフォームは、連続した情報の入力が可能です。
ユーザーは情報を継続的に提供し、項目間の移動や切り替えに頻繁に気を取られることなく入力を行うことができます。
4. パフォーマンス
単一ページフォームは、サーバーとの間での情報の送受信が1回のみで完了するため、通信の負荷が低くなる可能性があります。
また、ユーザーはページのロードや切り替えの待ち時間を気にする必要がありません。
5. シンプルなデザイン
単一ページフォームは、1つのページで完結するため、デザインや開発のコストが低くなる可能性があります。
また、デザイナーや開発者は1つの画面上で全体のデザインを調整しやすくなります。
6. モバイルフレンドリー
単一ページフォームは、モバイルデバイスでの使用に適しています。小さな画面サイズでも全体項目が表示されます。
単一ページフォームの注意点
入力項目が多い
入力項目が多い場合、フォームが複雑になり、ユーザーは長いスクロールを行いながら情報を入力する必要があります。
ユーザビリティを向上させるために、適切なレイアウト、グループ化、可読性の高いデザインを採用する必要があります。
入力ミスと入力エラー
項目が多くなると、入力ミスのリスクが増加します。
また、ユーザーが入力エラーを発見しにくい場合があります。
リアルタイムのバリデーションやエラーメッセージの表示に注意が必要です。
モバイルデバイスでの利用
モバイルデバイスでの利用において、小さな画面サイズやタッチ操作の制約を考慮する必要があります
単一ページフォームのポイント
単一ページフォームは、入力項目が少ない場合に適しています。
ユーザーがフォーム全体を一度に把握でき、ステップの中断の心配がないため、簡潔で直感的な体験を提供することができます。
ステップフォームの特徴と利点
1. 情報の段階的な提供
ステップフォームでは、情報を複数のステップ(段階)に分割して提供します。各ステップは特定のテーマや情報セットに関連する入力項目を含みます。
ユーザーは一度に1つのステップだけを表示し、必要な情報を提供してから次のステップに進むことができます。
2. 進行状況の可視化
ステップフォームでは、進捗バーなどの視覚的な表示を通じてユーザーに進行状況を示します。
ユーザーはどのステップにいるのか、何が残っているのかを把握しやすくなります。
3. 入力の集中と簡潔さ
ステップフォームは、ユーザーが各ステップに集中しやすくするため、情報の入力を簡潔にします。
ユーザーは1つのステップにフォーカスし、そのステップで必要な情報を提供することができます。
4. エラーの検出と修正
ステップごとにバリデーションやエラーチェックを行うことで、ユーザーが入力エラーを早期に検出し、修正することができます。
各ステップの入力項目を確認し、正しい形式や必須項目の提供を求めることができます。
5. ユーザーのストレスの軽減
長いフォームを1つの画面に表示する代わりに、ステップフォームを使用することで、ユーザーは情報の入力負荷を軽減できます。
ステップごとに情報を提供し、簡潔なフォームを提供することで、ユーザーのストレスや達成感の向上につながります。
ステップフォームの注意点
ステップの適切な分割
ステップを過剰に分割すると、ユーザーにとってフォームの入力が煩雑になる可能性があります。
適切なステップ数と内容を決定するために、ユーザビリティテストやユーザーフィードバックを活用することが重要です。
情報の一貫性
ステップごとに異なる情報を求める場合、ユーザーが情報を矛盾なく提供できるように注意が必要です。
ユーザーが前のステップで提供した情報に基づいて次のステップの要求を理解し、正確な情報を提供できるようにすることが重要です。
ユーザー進行状況の明示
ステップフォームでは、ユーザーが自分がどのステップにいるのか、進行状況が明確でなければなりません。
進捗バー、番号付きステップ、ステップ名の表示などを使用して、ユーザーに現在の位置と進行状況を示す必要があります。
バリデーションとエラーハンドリング
各ステップでのバリデーションやエラーチェックは重要ですが、エラーメッセージの明確さとわかりやすさにも注意が必要です。
エラーメッセージを具体的で明確にし、問題の内容と解決方法をユーザーに伝えることが重要です。
途中保存と復元の機能
ステップフォームでは、途中でのフォームの中断や再開をサポートする機能を実装することが望ましいです。
ユーザーが途中まで入力した情報を保存し、後で再度アクセスして続きを入力できるようにすることで、ユーザーの体験が向上します。
モバイルデバイスでの利用
ステップフォームをモバイルフレンドリーにするために、小さな画面サイズやタッチ操作の制約に配慮する必要があります。
要素の適切なサイズや間隔、タッチ対応のコントロールを使用することで、モバイルデバイス上での使いやすさを向上させることが重要です。
これらの注意点を考慮しながら、ユーザビリティの向上や情報入力のスムーズさを追求することが重要です。
ユーザーにとって使いやすく、エラーの少ないステップフォームを実装するためには、ユーザーテストやデザインの反復が重要な要素となります。
ステップフォームのポイント
ステップフォームは、長いフォームや複数の入力セクションがある場合に特に有効です。
ユーザーは情報の入力を段階的に行うことで、フォームの全体像を把握しやすくなり、入力の負荷を軽減することができます。
また、入力エラーの早期検出やユーザビリティの向上にも役立ちます。
ステップフォームと単一ページフォーム、結局どちらが良い?
ステップフォームと単一ページフォームのどちらが良いかは、具体的な要件やコンテキストに依存します。
それぞれの利点や特徴を考慮して、最適な選択を行う必要があります。
単一ページフォームは、入力項目が少なく、ユーザーの入力が素早く行える場合に有効であり、
ステップフォームは、長いフォームや複数の入力セクションがあり、ユーザーに情報を段階的に提供したい場合に適しています。
どちらが最適かを決めるためには、以下の要素を考慮することが重要です
フォームの複雑さ
入力項目が多く、情報の種類や関連性が複雑な場合、ステップフォームが有効です。
ユーザビリティの要件
ユーザーがフォームの全体像を把握したい場合は、単一ページフォームが適しています。
一方、情報の段階的な提供やバリデーションが重要な場合は、ステップフォームが適しています。
モバイルデバイスの使用
モバイルデバイスでの使用を重視する場合、単一ページフォームは画面上に全ての項目を表示するため利便性が高いですが、
ステップフォームでは、長い画面を表示する必要がなく一画面で入力を行うことができます。
最終的な選択は、ユーザビリティテストやユーザーフィードバックを通じて評価することが重要です。
ユーザーのニーズや要件に合わせて最適なフォームデザインを選択し、使いやすいエクスペリエンスを提供するように心がけましょう。
ステップフォームサービス
弊社ではステップフォームを用いた、サイトのコンバージョン率改善、フォーム改善のサービスを提供しています。
お気軽に始めることができる定額プランから、細かなカスタマイズが可能なフルオーダーもお請けしています。
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