ステップフォームでコンバージョン率改善を成功させるには?
コーポレートサイト | 2023.12.5
ステップフォームでコンバージョン率改善を成功させるには?
Tags
お役立ちコラム目次
ステップフォームでコンバージョン率改善
ステップフォームとは、複数のステップに分けて情報を入力するウェブフォームです。
ショップサイトなどでは、よく見かけていたステップフォームが最近では、
お問い合わせフォームや申し込みフォーム、会員登録などでもよく見かけるようになってきました。
ステップフォームは、ユーザーエクスペリエンスの向上の観点から
CRO(Conversion Rate Optimization)・LPO(Landing Page Optimization)・EFO(Entry Form Optimization)にも有効と言われています。
CRO(Conversion Rate Optimization)
サイトのコンバージョン率(CVR)を高めることを目的としたマーケティング施策
LPO(Landing Page Optimization)
問い合わせや資料請求、商品購入などに直接結びつけるために、企業などが特別に用意した縦長の1ページで構成されているLPページに対して
ユーザーのニーズに合わせて最適化し、ページのコンバージョン率(CVR)を高めることを目的としたマーケティング施策
EFO(Entry Form Optimization)
問い合わせや資料請求、商品購入などのフォームに対して、入力完了率を上げコンバージョン率(CVR)を高めることを目的としたマーケティング施策
今回は、ステップフォーム導入におけるコンバージョン率改善を成功させるためには何が必要かを記載します。
ステップフォームの成功例
まずは、ステップフォームの成功例をいくつか紹介します。
アカウント作成フォーム
多くのウェブサービスやアプリは、アカウント作成フォームをステップフォームで提供しています。
最初のステップでは基本的なユーザー情報(名前、メールアドレス、パスワードなど)を入力し、次のステップでプロフィール情報や設定などの追加情報を入力します。
このようなステップフォームは、情報の段階的な提供と入力の簡潔さを実現し、ユーザーにとって使いやすい方法です。
購入手続きフォーム
オンラインストアや電子商取引サイトでは、購入手続きフォームをステップフォームで提供しています。
ユーザーは配送先情報、支払い情報、注文の確認などを段階的に入力していきます。
ステップフォームを使用することで、ユーザーは情報の入力を進めやすく、エラーやミスのリスクを軽減することができます。
申込みフォーム
保険やローン、クレジットカードなどの申込みフォームでは、ステップフォームが一般的に使用されています。
ユーザーは個人情報、収入情報、雇用情報などの項目をステップごとに提供していきます。
ステップフォームを使用することで、情報のセキュリティや正確性を向上させ、ユーザーが情報を提供する際に自信を持てるようにします。
イベント登録フォーム
ウェビナーやイベントの登録フォームでは、ステップフォームが有効です。
ユーザーは名前、連絡先情報、参加するセッションやチケットの選択などをステップごとに入力します。
ステップフォームは、イベント主催者が必要な情報を整理し、参加者にとってスムーズな登録プロセスを提供するのに役立ちます。
これらの成功例は、ステップフォームがユーザーにとって使いやすく、情報の段階的な提供やエラーハンドリングに役立つことを示しています。
特定のコンテキストや目的に合わせてステップフォームをデザインすることで、ユーザー体験を向上させ、情報の収集やプロセスの効率化を実現できます。
ステップフォームの失敗例
ステップフォームは、ユーザーにとって使いやすい形式ですが、失敗例も存在します。
一般的なステップフォームの失敗例をいくつか紹介します。
ステップの過剰な分割
ステップフォームを多くのステップに分割しすぎると、ユーザーにとって煩雑になる可能性があります。
ステップが過剰に分割されると、ユーザーが多くのステップを進めるたびに切り替える必要があり、手間が増えてしまいます。
不要な情報の要求
ステップフォームで不要な情報を求めると、ユーザーは煩わしさを感じる可能性があります。
必要な情報に絞り込み、最低限の入力項目に留めることが重要です。不要な項目を求めることは、ユーザーの離脱やフォームの放棄につながる可能性があります。
ステップ間の意味の欠如
各ステップが明確な目的やテーマを持っていない場合、ユーザーはステップ間の関連性やフォームの全体像を理解しにくくなります。
ステップ間の意味の明確さと一貫性は重要です。
ユーザー進行状況の不明確さ
ユーザーが自分がどのステップにいるのか、進行状況が把握できない場合、混乱やイライラを招く可能性があります。
進行状況を示す視覚的な表示やナビゲーションオプションの欠如は、ユーザーの体験を悪化させる可能性があります。
エラーメッセージの不明瞭さ
ステップフォームでエラーが発生した場合、適切で明確なエラーメッセージを提供することが重要です。
エラーメッセージが不明確で、どの項目が問題なのか理解しづらい場合、ユーザーはエラーの修正に困難を感じる可能性があります。
モバイルデバイスの非対応
ステップフォームはモバイルデバイスで使いやすいように設計する必要があります。
レスポンシブなデザインや適切なタッチ操作に対応していない場合、ユーザーは入力に苦労するかもしれません。
これらの失敗例を避けるためには、ユーザビリティテストやユーザーフィードバックの収集が重要です。
ユーザーのニーズや要求に合わせてステップフォームを最適化し、使いやすさを向上させることが重要です。
ステップフォームの失敗例からみる成功の秘訣
ステップフォームの導入に成功するためのいくつかの秘訣を以下に示します。
1. ユーザー中心の設計
ユーザーのニーズや要求を理解し、ステップフォームを設計することが重要です。
ユーザビリティテストやユーザーのフィードバックを積極的に収集し、フォームの使いやすさや問題点を把握することが必要です。
2. ステップの適切な分割
ステップを適切に分割することが重要です。
長いフォームを適切なステップに分割することで、ユーザーが情報を集中して提供しやすくなります。
各ステップの内容は一貫性があり、明確な目的を持つように設計することが重要です。
3. 入力の簡潔さと優先順位
ユーザーにとって最も重要な情報や項目を最初のステップに配置することが重要です。
また、必須項目やオプション項目を明確に示し、ユーザーに要求する情報を最小限に抑えることが好ましいです。
4. エラーハンドリングとバリデーション
各ステップでのエラーハンドリングとバリデーションを適切に行うことが重要です。
ユーザーが入力エラーを早期に検出し、修正できるように、わかりやすいエラーメッセージや適切なフィードバックを提供することが必要です。
5. 進行状況が把握できる
ステップフォームでは、情報を段階的に提供するため、進行状況が把握できることを考慮することが重要です。
進捗バーなどの視覚的な表示を通じてユーザーに進行状況を示すことが必要です。
ユーザーはどのステップにいるのか、何が残っているのかを把握しやすくなります。
6. モバイルフレンドリーなデザイン
ステップフォームがモバイルデバイスで使いやすいようにデザインすることも重要です。
画面サイズやタッチ操作の制約を考慮し、要素の適切な配置や操作性の改善を行うことが必要です。
7. テストと改善
ステップフォームを実装した後は、定期的なテストと改善が重要です。
ユーザビリティテストやA/Bテストを行い、ユーザーのフィードバックやデータに基づいてフォームを改善し続けることが成功の秘訣です。
まとめ
ステップフォームは、ユーザーエクスペリエンスが高いフォームですが、
何でもかんでもステップフォームにすれば良いということではありません。
資料請求、ユーザー情報の収集、会員登録など目的を明確にし、その上で情報と項目を設定します。
その後、ステップの分割が適切であるか、進行状況の把握や前後のナビゲーションは適切か、
モバイル端末での入力のしやすさなど、順を追って進めて行くことが重量です。
また実装で終わりではなく、テストを行い、目標達成のためPDCAサイクルの効果的に回していくことが成功の鍵と言えます。
ステップフォームサービス
弊社ではステップフォームを用いた、サイトのコンバージョン率改善、フォーム改善のサービスを提供しています。
お気軽に始めることができる定額プランから、細かなカスタマイズが可能なフルオーダーもお請けしています。
詳しくは、こちらからご確認ください。
ホームページ制作に関するお問い合わせ
ご相談・お問い合わせは、お電話または専用フォームよりお気軽にお問い合わせください。
ご希望の場合、新規お問い合せから制作の打ち合わせまで、Zoomなどでオンライン対応も可能です。
お電話でのご相談
大阪オフィス : 06-6949-8033
東京オフィス : 03-5422-3380
Webでのご相談
株式会社 エディトデザインについて
「クリエイティブで企業を前進させる」をコンセプトに、
デザインとWebマーケティングでビジネスの課題を解決します。
コーポレートサイト・採用サイト・ECサイトなど幅広い分野の制作実績もございます。
会社名
株式会社 エディトデザイン
住所
東京 / 東京都渋谷区神宮前2-13-9 BIRTH神宮前403 Google map >
大阪 / 大阪市北区天満4-3-1 6F-SG bldg. Google map >
所属団体/資格
公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 (JAGDA) 正会員
一般団法人ブランド・マネージャー認定協会 1 級資格
一般社団法人 ウェブ解析士協会 (WACA) ウェブ解析士
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google認定「GooglePartner」
Google 広告認定資格
大阪桜之宮ライオンズクラブ 正会員
事業内容
Webサイトのデザイン・ディレクション・運営
Webビジネスに関するブランディング及び戦略立案
その他各種メディアのクリエイティブディレクション
その他広告・宣伝に関する業務
GIJIROKU
議事録コラム
-
コーポレートサイト | 2024.11.21
「Webサイト保守」の費用相場はどれくらい?何をすべきで どんなポイントで選べば良いか?を解説
-
コーポレートサイト | 2024.4.3
WordPressでのサイト構築 よくある疑問・質問にお答えします。
-
コーポレートサイト | 2024.3.29
なぜ採用サイトを作成すると、募集・採用が増加するのか?採用サイト制作の目的
-
社内連携 | 2024.3.10
WEB制作で役に立つ!よく使うオススメツール
-
コーポレートサイト | 2024.2.14
今更聞けないSEOの基本
-
コーポレートサイト | 2024.2.8
LP制作の際の注意点