エックスサーバーからエックスサーバーへのサイト移行
コーポレートサイト | 2023.11.29
エックスサーバーからエックスサーバーへのサイト移行
目次
弊社では、おすすめのサーバーとしてエックスサーバーをお客さまにご紹介することが多く、実績も多々ございます。
全体的な市場を見ても、特にWordPressを使用する場合、エックスサーバー(Xserver)一択になってきました。
他社のサーバーからエックスサーバーへの移行のサポートなどもさせていただいております。
そのような中で、希に既にエックスサーバーにあるサイトを別で契約したエックスサーバーに移行する。というご相談を受けることがございます。
例えば、現在はウェブ制作会社が契約するエックスサーバーを間借りしており、
新たに、自社で契約したエックスサーバーに移行したい。というような場合です。
今回は、少し難しいエックスサーバーからエックスサーバーへのサイト移管について解説したいと思います。
エックスサーバー間の移行が難しい理由
エックスサーバーの仕様で、同一ドメインをエックスサーバー内に複数設定ができないためです。
つまり、現在稼働しているドメインをエックスサーバーに設定している場合、新しく契約したエックスサーバーにそのドメインを設定することができない状態となります。
この仕様が、エックスサーバー間の移行が難しい理由になります。
新しいサーバーにドメインを設定するには?
新しいサーバーにドメインを設定するには、現在ドメインを設定しているエックスサーバーでドメインを削除します。
しかし、ドメインを削除するとサイトを見ることができなくなる他、メール受信もできなくなります。
ダウンタイムなくエックスサーバー間の移行を行う方法
一時的にサイトを見ることができなくなったり、メールが受信できないというのは困りますよね。
どのようにすれば、ダウンタイムなくエックスサーバー間の移行を行う事ができるのでしょうか。
それは、エックスサーバーからエックスサーバーの間に、別のサーバーを介し、2段階で移動する方法です。
弊社では、エックスサーバーのビジネス版「エックスサーバービジネス」のサーバーを別途契約していますので、
①エックスサーバーからエックスサーバービジネスに移行
②エックスサーバービジネスからエックスサーバーに移行
の手順で移行を行います。
この方法の最大のデメリットは、手間と時間がかかるところです。
しかし、このほかにダウンタイムなく移行する方法はありません。
エックスサーバー間の移行のステップ
エックスサーバー間の移行の流れを細かくご紹介します。
1.旧エックスサーバーでバックアップを取る
間に介するサーバー及び、新エックスサーバーで現行サイトを構築するため、旧エックスサーバーでサイトのバックアップを作成します。
2.間に介するサーバーでドメインを追加
間に介するサーバーでドメインを追加します。
3.間に介するサーバーでサイトを構築
サイトデータをアップし、ウェブサイトを構築します。
このときhosts設定で、間に介するサーバーが該当のドメインで表示できるようにしておくと安心です。
また、各端末でメールの受信設定なども行います。
4.ドメインのネームサーバーを変更/SSL設定
サイトの構築・メール受信設定などが完了すれば、ドメインのネームサーバーをエックスサーバーから間に介するサーバーに変更します。
また併せてSSLの設置も行います。
5.ネームサーバー情報が切り替わるまで待つ(最大72時間)
最大72時間でネームサーバー情報が切り替わり、サイト表示・メール受信などが間に介するサーバーで行えるようになります。
6.旧エックスサーバーでドメインを削除
旧エックスサーバーに設定していたドメインを削除します。
7.新エックスサーバーでドメインを追加
新エックスサーバーでドメインを追加します。
8.新エックスサーバーでサイトを構築
サイトデータをアップし、ウェブサイトを構築します。
このときhosts設定で、間に介するサーバーが該当のドメインで表示できるようにしておくと安心です。
また、各端末でメールの受信設定なども行います。
9.ドメインのネームサーバーを変更/SSL設定
サイトの構築・メール受信設定などが完了すれば、ドメインのネームサーバーを間に介するサーバーからにエックスサーバー変更します。
また併せてSSLの設置も行います。
10.ネームサーバー情報が切り替わるまで待つ(最大72時間)
最大72時間でネームサーバー情報が切り替わり、サイト表示・メール受信などが間に介するサーバーで行えるようになります。
以上です。
まとめ
ダウンタイムなくエックスサーバー間の移行を行う場合、ネームサーバーの切り替えを2度行う必要があるため、1日で完了することはできず、
少なくとも2,3日、ネームサーバー切り替えに余裕を見ると1週間程度かかってしまします。
そのため、メールアドレスを使用していない場合や、サイトがダウンしても問題ない場合は、直接移動する方が良い場合もあります。
(SEO的な評価等も考えるとサイトダウンは避けた方が良いのですが…)
今回はエックスサーバーでのお話をしましたが、
さくらインターネット同士での移行なども同じことが言えるかと思います。
難しいことではありませんが、つまずきやすいポイントであり、
手間と時間がかかる作業ですので、解説をさせていただきました。
ご参考になれば幸いです。
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